ブログ(エッセイ)
【コラム】店長としての資質!?あるべき姿とは。
店長なんて、簡単にだれでもなれますよね?だって店舗の経営者が「明日から君が店長だ!」と言って、役職と手当でもつければ誰でも明日から店長です。このような「誰でも店長」が、私が見てきた中では、思いの他多い気がします。リーダーとしての経験が浅いのに、人員不足で仕方なく現場経験が少々あるだけで、経営者に代わる店舗運営の最高責任者として店舗運営を任せてしまう事が多い気がします。。でも責任だけ抱えても「誰でも店長」ではちょっと店舗運営は無理なのでは・・・。お店を潰さないためにも、少なくとも店長に必要な資質が備わっていれば、経験を積み将来楽しみなスーパー店長としての未来を思い描けるでしょう。
【店長に必要な資質とは】
店長に必要な資質は3つあります。この3つが備わっていれば、リーダーとしての経験が浅くても日々経験を積み、経営者の片腕として成長していく姿を思い描くことができます。もちろん、経営者や周りのからのフォローも忘れてはいけません。〇店長に必要な資質、その1
お客様に対する姿勢
飲食業やサービス業といった職種にかぎらず、すべての職種に言えることかもしれません。取引先や下請けの業者様などに対して高圧的な態度をとる事務員や、お客様への態度が悪い営業マン、笑顔がないサービススタッフ。 店長のお客様に対する姿勢が悪いのに、働いているスタッフのサービスや態度が良いわけありません。感じの良いスタッフは環境になじめず、すぐに退職してしまうでしょうし、サービス業に向いていないスタッフは「こんなものでいいかな」程度に働き続けることでしょう。リーダーとするスタッフは、いつも笑顔で、お客様にこころから「ありがとう」を言えていますか?クレームに対し真剣ですか?改善しようと努力していますか?〇店長に必要な資質、その2
判断力と行動力
不慣れな店長だったのでしょう。スタッフがお客様からクレームを受け、お叱りされているのに、遠巻きに見ている店長がいました。スタッフからそのクレームの報告を受けても、「きちんと謝罪しておけば、大丈夫だよ」とおっしゃっていました。良し悪しの判断もせず、叱られているスタッフのフォローもできない。そのスタッフは帰宅してからご家族に、今日あった出来事を話していると思います。「お客さんに叱られても、店長何もしてくれなかった」・・・。スタッフが叱られているとき、店長が素早く行動していれば、結果は違っているかもしれません。時には判断を誤り、間違った行動をとってしまうことがあるかもしれません。誰でも初めは失敗するものです。大事なのは、その時に判断し行動に移せたか、それが成功に続く道です。判断力と行動力に乏しいリーダーは、従業員を育て、お店をいつまでも運営していくことはできません。店長に必要な資質、その3
これさえ備わっていれば、必ず将来はお客様からの評価も高く、スタッフの人望の厚い、信頼のおける店長になるでしょう。技術や知識は学んでいけますが、これを磨かなくでは、いくら経験を積んでも店舗運営を任せられる実力者として成長できません。その資質とは・・・、人格 です。
そのリーダーたる人はまじめで、ひたむきですか?嘘をつかず実直ですか?誰が正しいか、ではなく何が正しいか?で話ができる人ですか。もちろん、人には欠点があってあたりまですし、自分もまだまだで日々修行中です(笑)。オーナー店長なら心配はないですが、経営者が見えないところでも、自身のために、お店のために、精一杯努力していただける人材を、店長として任命してください。役職さえつければ誰でも明日から店長になれますが、自分を磨き続ける人財でなければ、繁盛店は作れないものです。 いかがでしたでしょうか!?今後も不定期ですがコラムを執筆する予定です。経営の何かしらのヒントになれば幸いです。